Excelで使うべき機能は?
Excelにはいろんな機能があります。
- 関数
- ピボットテーブル
- VBA(マクロ)
- Power Query / Power Pivot
じゃあ、どれを使えばいいの?どれを勉強すればいいの?
Excelに慣れてきた人が直面する課題です。
この図を見てください。それぞれの機能の学習に必要な時間と得られる効果を対比しているイメージです。
Excelを始めるときに、みなさん最初は「関数」から入りますよね。いちばんとっつきやすいですし、まあ、それしか方法を知らないというのもあります。関数が使えないとExcelを使えることにはなりませんし。
でも、この関数は、とっつきやすいですが、奥は深く、学習時間もかかります。そして、その割に得られる効果には天井があります。
きっと、関数を極めるうちに、もっとこうしたい、こうだといいのに、といった欲が出てくるかと思います。
次にとっつきやすいのは「ピボットテーブル」です。この辺りまでは触ったことがある人が多いのではないでしょうか?こちらも直感的に使えるという使いやすさがある割に、学習時間も少なく、費用対効果は大きいです。関数より比較的より多くのデータが使えるというメリットもあります。
さて、「VBA」は、「マクロ」とも呼ばれますが、古くからある機能なので多くの人は触ったことがなくても、聞いたことはあるかと思います。非常に自由度が高く、最終的な効果も期待できますが、プログラムを書く必要があるため、敷居が高いです。学習時間も非常にかかり、成果が出るまでにも多くの勉強時間が必要です。
私もある程度マスターしているつもりですが、時間もかかりますし、メンテナンスもしづらく、ブラックボックス化するので、他の機能で実現できない場合の最終手段ととらえています。
最後に、「Power Query / Power Pivot」です。比較的新しい機能です。「ピボットテーブル」の延長線上にあると考えてください。聞いたことはない人もいるかと思いますが、実は、「VBA」よりはずっととっつきやすいんです。そして、少ない学習時間でとてつもない効能が期待できます!
はい、ここまで読んでわかる通り、私は「Power Query / Power Pivot」の回し者です。進んで回し者になりたいくらい、優れモノなんです。
実は私もこの機能に出会ってたった1年強ですが、他の機能を使うのが嫌になるくらい、便利です。
もちろん、いくら優れているからといって、「Power Query / Power Pivot」だけ覚えればいいというものではありません。すべての機能に一長一短があるので、すべての機能を覚えて、場面に応じて使い分けることが理想です。